無料でできるブログの始め方！有料ブログとの違いや失敗しないコツを解説

ブログを無料で始める方法を紹介します。

ブログの始め方には「無料ブログ」を使う方法と「有料ブログ」を使う方法の2種類があります。

これからブログを始めようと考えている初心者で、どちらにするべきか迷う人も多いのではないでしょうか。

本記事では、無料ブログを始めるかどうか迷っている人に向けてメリット・デメリットを解説するとともに、おすすめの無料ブログサービスも紹介します。

また、WordPressを無料で始める方法も具体的に解説していきます。

無料でできるWordPressブログの始め方

有料ブログの代表格のWordPress（ワードプレス）ですが、実は完全無料で始める方法があります。

注意！無料でWordPressはおすすめしない

結論を言うと、確かにWordPressブログは完全無料で開設・運営できますが、当サイト「マクサン」ではおすすめしません。

特にレンタルサーバーで無料のものを使うと、性能・安定性がとても低いうえにサポートがなかったり広告が強制的に表示されたりするなど、デメリットが多すぎるからです。

WordPressでブログを始めるなら、せめてレンタルサーバーだけは有料のものを使いましょう。

有料のサーバーは月数百円〜1,000円程度かかりますが、無料のものとは比べものにならないほど性能が高く安定的。

サーバー代さえ支払えば、そのほかは無料のものを使っても安定的にブログを運営できます。

……と、注意点を踏まえたうえで、無料でWordPressを始める手順を解説します。

無料のサーバーを契約

画像引用： シン・クラウド for Free | 有料サービス級の高機能 完全無料レンタルサーバー

最初に、無料のレンタルサーバーを契約します。

数ある無料サーバーのうちおすすめなのは、エックスサーバー株式会社が運営する「シン・クラウド for Free」。

ディスク容量が無料サーバーとしては大きく10GBもあり、強制的な広告表示が一切ないからです。

サーバー・プラン名	シン・クラウド for Free （旧：Xfree）	XREA Free	StarServerFree フリー PHP+MySQL
ディスク容量	10GB	10GB	2GB
広告表示	なし	あり	スマホのみあり
データ容量	500MB	1GB	50MB
独自ドメイン	10個	20個	1個
サブドメイン	50個	なし	50個
WordPress	可能	可能	可能
独自SSL	あり	あり	なし
サポート	なし	あり ※チャットサポート	あり ※ネットオウルQ＆A掲示板

データ容量や独自ドメインの数（マルチドメイン）の面でも、シン・クラウド for Freeはかなり優秀です。

ただし最初は10GBのディスク容量でも足りますが、記事や画像が増えてくるうちに足りなくなるので、そのときは有料レンタルサーバーに乗り換えるしかありません。

さらに、無料サーバーはサポート体制が乏しく表示速度や安定性も今ひとつなので、収益化を目指しているなら始めから有料サーバーを使うのが安心です。

2024年2月現在、シン・クラウド for Freeは申し込みの増加に伴い、新規受付を停止しています（受付再開時期は未定）。

ちなみに、有料サーバーを選ぶならConoHa WING（コノハウイング）がもっともおすすめです。

ConoHa WINGは「.com」「.jp」などの独自ドメインが2本まで永久無料。

また人気の無料テーマCocoon（コクーン）と提携しているうえ、無料SSLが用意されており、業界TOPクラスの高性能・高機能でありながら料金は格安です。

操作方法も簡単なので、初心者でも最短10分でWordPressブログが始められるでしょう。

ConoHa WINGのくわしい情報は、下記の記事も参考にしてください。

無料の独自ドメインを契約

つづいて、無料の独自ドメインを契約します。

無料の独自ドメインは、Webサービス「Freenom」で取得できます。

画像引用：Freenom – 誰でも利用できる名前

取得できるトップレベルドメインは下記のとおりです。

ただし、上記ドメインは1〜12ヶ月ごとに更新しなくてはならず、更新し忘れると利用できなくなるので要注意。

また「banana.tk」のように辞書に載っている単語や「abc.ml」のように1〜3文字しかないセカンドレベルドメインを選ぶと「特別」扱いで有料になります。

そして、上記ドメインは詐欺サイトでも多く使われているため、信頼性の高い「.com」「.jp」などと比べてユーザーの信頼を得にくいです。

「.com」や「.net」などの有名なドメインは、お名前.comやムームードメインなどでも取得できますが、最近は有料レンタルサーバーで取得するのが安くて便利。

多くの有料レンタルサーバーで独自ドメインが1本または2本無料もらえるキャンペーンを実施しているため、リーズナブルかつ手軽にドメインを取得できます。

ドメイン名の決め方については、下記の記事も参考にしてください。

無料のWordPressテーマを導入

無料のWordPressテーマを導入すると、コストをかけずにWebサイトをおしゃれにカスタマイズできます。

数ある無料テーマのなかでおすすめしたいのは、下記の5つです。

テーマ	おすすめ度	おすすめポイント
Cocoon	評価5	・すべての面でレベルが高く万能 ・シンプルでおしゃれなデザイン ・SEO・高速化・モバイルフレンドリーに最適化
Xeory	評価4	・コンテンツSEOに強いテーマ ・SNSとの連携が容易にできる ・ブログ型・サイト型の2種類がある
Lightning	評価3	・WordPress公式テーマ ・シンプルでベーシックなデザイン ・多機能統合型プラグインでカスタムも簡単
Luxeritas	評価3	・Pegespeed Insightで99~100点 ・SEOに強い内部構造を実現 ・それでいて多機能な優秀テーマ
GeneratePress	評価3	・速度、安定性、アクセシビリティに重点 ・PageSpeed スコア100％ ・プロがデザインしたライブラリからテンプレート選択ができる

このうち、最もおすすめなのが「Cocoon（コクーン）」。

完全無料でありながら、有料テーマと遜色のないレベルで機能・性能が充実しています。

シンプルでおしゃれなデザインも好評の、大人気テーマです。

ただし、さらなる操作性やアップデート頻度の高さ、優れたカスタマイズ性にこだわりたい場合は有料テーマを使うのがおすすめです。

僕のイチ押しは、当サイトでも採用している「SWELL（スウェル）」。

機能・性能・デザイン・表示速度・SEO対策・操作性・サポート面など、あらゆる点で優れています。

SWELLのくわしい情報は、下記の記事で紹介しています。

有料ブログと無料ブログの違い

ブログサービスには、基本的に無料で運営できる「無料ブログ」と、運営にコストのかかる「有料ブログ」の2種類が存在します。

まずは、無料ブログと有料ブログの違いについて簡単に解説します。

無料ブログの特徴

画像引用：アメーバブログ（アメブロ）｜Amebaで無料ブログを始めよう

無料ブログとは、基本的に無料で運営できるブログサービスのこと。

代表的な無料ブログサービスには、以下のようなものがあります。

無料ブログは、企業が提供するブログサービスの中に自分のブログを作るため、自分でサーバーやドメインを用意する必要がありません。

インターネットやパソコンの知識がほとんど皆無の初心者でも、めちゃくちゃ手軽にブログを始められます。

ただし、SEO（検索エンジン最適化）に不利なため集客に弱いのと、広告まわりに制限が多いので収益化に向かないというデメリットがあります。

カスタム性が低く、デザイン面もいまいちなのも弱点ですね。

※無料ブログのメリット・デメリットについては、後ほどくわしく解説しています。

おすすめの無料ブログについては、下記の記事にもくわしくまとめています。

有料ブログの特徴

画像引用：Blog Tool, Publishing Platform, and CMS – WordPress.org

有料ブログとは、運営にコスト（費用）がかかるブログサービスのこと。

有料ブログの代表格といえるのが、世界でもっとも利用されているCMS（コンテンツ・マネジメント・システム）である「WordPress（ワードプレス）」です。

WordPressはプログラミング言語のPHPで作られており、初心者でも簡単に高い機能やデザイン性をもったブログやWebサイトを作れます。

WordPressのソフトウェアをダウンロードすること自体は誰でも無料でできますが、別途「レンタルサーバー」と「独自ドメイン」の2つが必要。

実際にWordPressを運営するのにかかる費用をまとめると、下記のとおりです。

項目	費用の目安	説明
WordPress本体	無料	WordPressのソフトウェア自体は無料でダウンロード可能
レンタルサーバー	無料～月額数千円	無料もあるが、デメリットが多いのでおすすめできない。月700～1,000円前後のものがおすすめ
独自ドメイン	無料～年間数千円	通常は年に数百～数千円かかるが、レンタルサーバー契約時に無料でもらえることが多い
SSL	無料～年間数万円	ピンキリだが、レンタルサーバー側で用意してくれている無料のもので十分
WordPressテーマ	無料～買い切り2万円	有料テーマのほうが機能・デザイン共に優れているものが多いが、無料でも悪くない
WordPressプラグイン	基本無料	公式のプラグインは基本的にすべて無料。追加機能や外部のプラグインは有料のものもある

つまり年間のコストは1万円くらいになるということですね。

WordPressのメリットは、集客と収益化に有利な点。

SEOに強い構造をもっており、カスタム性が高いので自由にSEO対策をほどこすことができます。

無料ブログのように広告まわりの制限（商用利用禁止や広告の強制表示など）がまったくないため、収益化にも圧倒的に有利です。

WordPressの始め方は、下記の記事でくわしく紹介しています。

また、パソコンを持っていなくてもスマホだけでWordPressを始めることも可能です！

無料ブログがおすすめな人

ここまでの話を踏まえると、無料ブログは以下のような人におすすめだといえます。

もしブログで収益化を目的とするなら、やはり有料のWordPressブログ一択ですね。

無料ブログとWordPressの比較表

無料ブログと有料ブログ（WordPress）をくわしく比較すると、下記の表のとおりです。

項目	無料ブログ	有料ブログ（WordPress）
収益性	× 低い	◎ 高い
SEO	× 弱い	◎ 強い
集客	△ 開始当初は有利	◎ SEOが効けば超強い
コスト	◎ 基本無料（有料プランあり）	× サーバー・ドメイン代（年間1万円ほど）
サイト開設	◎ 初心者も簡単	△ 手順に沿って進めれば簡単
更新の手間	◎ 簡単	◎ 簡単
カスタム性	× 低い	◎ 高い
アフィリエイト	× NGのサービスも多い	◎ まったく自由
アドセンス	× 審査に通らない	◎ 審査に通りやすい
運営側の広告	× 強制表示される	◎ 表示されない

無料ブログを使えば、文字通り無料でブログを始めることができます。

ただし、この方法は集客・収益化に弱いため、あくまでブログで稼がなくてもいい人向け。

ブログで稼ぎたい人、ブログのデザインや機能などにこだわりたい人は、有料ブログ（WordPress）一択です。

ちなみに、後から無料ブログからWordPressに乗り換えようとしても、引っ越しそのものが難しくSEO効果を引き継いだ引っ越しはできません。

あとで「無料ブログにするんじゃなかった…」と後悔する可能性があるなら、WordPressを選ぶのが得策です。

無料ブログのメリット（長所）

無料ブログサービスには、以下のようなメリットがあります。

コストがかからない

無料ブログのメリットは、なんといってもコストがかからないこと。

有料ブログのWordPressの場合、月々500～1,200円ほどのサーバー代、年間数百円～数千円のドメイン代がかかります。

しかし無料ブログなら、企業が提供するサーバーやドメインを共有するため、費用はゼロです。

ブログ開設が超簡単

無料ブログは開設がとても簡単です。

有料ブログのWordPressも決して難しくないのですが、無料ブログは「超」がつくほど簡単なので、ほとんどの場合たった数分でブログを始めることができます。

たとえば、Amebaブログの場合、以下の5ステップだけです。

WordPressと違ってサーバー・ドメインを契約する必要がないため、すぐにブログを書き始められます。

管理の手間がかからない

無料ブログは管理の手間がほとんどかからないのもメリットです。

たとえば有料ブログのWordPresでブログを運営する場合、以下のような手間が発生します。

無料ブログの場合、必要な管理はすべてサービス側でやってもらえます。

ただし、管理が楽であるというのはメリットでもある一方、カスタムやデザインの自由度が低いというデメリットの裏返し。

それほどデザインや機能にこだわらない人や、まったくWebの知識が皆無だという人は、無料ブログが向いているでしょう。

コミュニティ機能がある

多くの無料ブログには「コミュニティ機能」が存在します。

コミュニティ機能とはユーザー同士でコミュニケーションができたり、シェアを促進できる機能のことです。

「いいね機能」「コメント機能」はもちろん、下記のようなものコミュニティ機能に含まれます。

無料ブログはWordPressとくらべてSEO（検索エンジン最適化）に弱いので、どうしても集客が難しい面があるのが事実。

ただし、それぞれのサービスで独自のコミュニティ機能があるので、読者の反応を得られやすい仕組みになっています。

無料ブログのデメリット（短所）

無料ブログサービスには以下のようなデメリットがあります。

SEOに弱い

無料ブログ最大のデメリットは、SEOに弱いことです。

SEO：検索エンジン最適化。自分のブログをGoogleやYahoo!の検索結果に上位表示させる施策。

下記の図でも示していますが、通常ブログのアクセスの8～9割は検索からの流入で締められています。

つまり、ブログをより多くの人に見てもらったり収益を増やしたりするには、SEO対策が必要不可欠なのです。

無料ブログがSEOに不利な理由としては以下が挙げられます。

無料ブログには、サービス内（同一ドメイン内）にたくさんのブログが存在します。

質の良いブログ、同一ジャンルのブログばかりであれば問題ありませんが、実際には質の低い記事が多く、ジャンルもバラバラです。

また、（例外はあるものの）検索結果には同じドメイン内のページは、基本的に同時に2つまでしか表示されない仕様になっています。

そして、カスタム性の低い無料ブログは、SEO対策も自由に実装できません。

サービス運営側がSEO対策をおこなっているものの、リアルタイムで理想的な対策ができているサービスは正直ごくわずかです。

ブログのSEO対策については、下記の記事にくわしく解説しています。

広告の制限が多く、収益性が低い

無料ブログは、広告に関する制限が多いのもデメリットです。

広告まわりの制限とは、具体的に下記のようなものを指します。

上記の制限は、ブログでお金を稼ぐことをまったく考えていないなら、なんの問題もありません。

ただし、収益化を検討している人や将来的に収益化する可能性が少しでもある人は、上記制限がない有料ブログ（WordPress）をおすすめします。

カスタム性・デザイン性が低い

無料ブログはカスタム性が低く、デザイン・レイアウト・機能を自由に変えられないのもデメリットです。

デザインについては多くのテンプレート（スキン）が用意されているものの、下記のようにちょっと子供っぽいというか、正直イマイチなものがほとんど。

レイアウトもパーツの位置を少しだけ変えられる程度で、オリジナリティが出しにくいため、競合と差をつけることが難しいです。

画像引用：Ameba（アメーバ） | 芸能人・有名人ブログ

また、SEO対策やその他の機能を追加したくても、ほとんど設定を変えられないのもデメリット。

このあたりは、やはり有料ブログのWordPressと比べて大きく劣るといえるでしょう。

サービス終了のリスクがある

無料ブログではサービス終了のリスクが高いサービスです。

実際に「Yahoo!ブログ」や「ヤプログ」のようにサービスが終了した前例は少なくありません。

Yahoo!でさえサービス終了するので「大手のブログだから安心！」とはいえないでしょう。

無料ブログがサービス終了すると、これまでコツコツと書き続けた記事をすべて失ってしまいます。

移行先のサービスを案内してもらえることもありますが、URLは当然変わりますし、それまでに得たファンやSEOの評価も大きく損失してしまうでしょう。

有料ブログのWordPressなら、ブログの存続は100％自分の意志。

自分で取得した独自ドメインを使い続ける限りは、他のサービスへ引越ししたりサーバーを移転しても、記事やSEO評価を引き継ぐことができます。

ドメインを変更したとしても、301リダイレクトを使えば、SEO評価を（ほぼ）引き継ぐことが可能です。

機能を充実させると有料になる

無料ブログには別途「有料プラン」が用意されていることが多いです。

有料プランの内容は各サービスによってさまざまですが、月1,000円前後かかることがほとんど。

主に下記のようなことができるようになります。

ただし、これらの機能ははじめからWordPressを導入していると使えるものばかりなんですよね……。

無料ブログを始めてから上記機能を使うために課金して有料プランにするなら、はじめからWordPressを導入するほうがずっと経済的です。

おすすめの無料ブログサービス7選

おすすめの無料ブログサービスは、以下の7つです。

それぞれに特徴が異なるので、目的に合ったサービスを選びましょう。

はてなブログ

画像引用： はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

はてなブログは、は、株式会社はてなが2011年から運営している無料ブログ。

シンプルかつおしゃれなデザインで、読みやすさを重視したスタイルが人気のサービスです。

無料ブログのなかでも比較的SEOに強く、ユーザー側も必要最低限のSEO設定が可能です。

また「はてなブックマーク（はてブ）」という優秀なブックマーク機能があり、無料ブログのなかでもコミュニティ機能が強い点も特徴的。

過去ほどの威力はないものの、現在でもはてブによるSEO効果も高く、集客に強い無料ブログだといえるでしょう。

さらに、はてなブログは商用利用が可能で、アフィリエイトができる点も魅力です。

なお、はてなブログには、有料プラン「はてなブログPro」（1ヶ月1,008円、2年プランだと月600円）が用意されています。

法人向けプランとして「はてなブログfor DevBlog」「はてなブログBusiness」「はてなブログMedia」もあります。

「はてなブログPro」では、広告の非表示化・独自ドメインの導入・カスタマイズ可能箇所の増加・画像容量の増加・固定ページが作成可能になる…… など、ブログの機能性や自由度が上がります。

無料でブログを始めたけど、続けていくうちに収益化も狙いたくなったという場合でも「はてなブログPro」へ切り替えができるので、将来的に収益化の可能性がある人も安心です。

Amebaブログ（アメーバブログ）

画像引用：アメーバブログ（アメブロ）｜Amebaで無料ブログを始めよう

「Amebaブログ（アメーバブログ、アメブロ）」は、有名人・芸能人の公式ブログとして多く運用されている無料ブログ。

IT大手企業の株式会社サイバーエージェントが運営しています。

サイバーエージェントの2023年10〜12月期の資料によると、月間訪問者数は延べ7500万人で月間PVは50億回、月間ブログ投稿数550万件とサービスの規模は国内最大級です。

また、Amebaブログは「ハッシュタグ」「投稿のシェア」「足あと」「コメント」などコミュニティ機能が豊富。

独自ドメインが使えず、特別SEOに強いサービスではないですが、ユーザー同士の交流や記事のシェアも期待できるでしょう。

なお、アフィリエイトはAmeba独自の「Ameba Pick」のみ可能。

下記のように、ショッピング・美容・ファッション・育児系の案件が多いです。

売りたい商品の検索から紹介・報酬の受け取りまでAmeba内で完結できますが、案件の種類が一般的なASPと比べると少なく、ASPやアドセンスの広告が貼れないなど制限があります。

そして、Amebaブログには無料の通常プランのほか「Amebaブログプラス」「Amebaブログビジネス」の2種類の有料プランがあります。

無料プランも含めた料金と機能の詳細は下記のとおりです。

項目	無料	Amebaブログプラス	Amebaブログビジネス
月額料金（税込）	0円	980円	1,490円
ブログトップの カスタマイズ	不可	可能	可能
1枚当たりの 画像アップロード容量	3MB	10MB	10MB
画像フォルダ容量	1TB	無制限	無制限
メッセージの保護	不可	可能	可能
運営側の広告	表示	表示	非表示

livedoor Blog（ライブドアブログ）

画像引用：ライブドアブログ｜豊富な機能で無料ブログ作成

「livedoor Blog（ライブドアブログ）」は、ポータルサイトlivedoorでおなじみの株式会社ライブドアが運営する無料ブログです。

以前は有料プランがありましたが、2015年5月1日から完全無料のサービスになりました。

そのため、独自ドメインを利用できたり本文や画像の容量を気にせずに投稿できたりするなど、元有料プランの機能をすべて無料で使えます。

また、アダルトジャンルでなければ商用利用もできるため、アフィリエイトやアドセンスの導入も可能です。

現在、livedoor Blogには「PREMIUMプラン」と「広告非表示プラン」の2種類の無料プランが用意されています。

ブログ開設時は、自動的にスマホ版で広告が表示されるPREMIUMプランで作成されますが、PC版・スマホ版ともに広告を非表示にするには広告非表示プランへの切り替えが必要です。

ただし、広告非表示プランの利用には申込と審査が必要で、NPO・公共団体・教育機関・法人企業が運営するブログが対象など条件があります。

FC2ブログ

画像引用：FC2ブログ | 無料で高機能なブログ。デザインは5500種類以上

「FC2ブログ」は、アメリカにあるFC2, Inc.が2004年から運営する老舗無料ブログです。

無料ブログにしては珍しく、アダルト系やギャンブル系のブログもOKになっています。

また、6,000種類以上のデザインテンプレートがあり、HTMLやCSSが編集できる点も大きな魅力。

アフィリエイトも可能で、Amazonアソシエイトの広告は、FC2ブログの管理画面から商品検索して簡単に貼り付けることができます。

無料プラン利用者は有料になりますが、独自ドメインも取得できるので、Googleアドセンスも利用可能。

そして「マガブロ」と呼ばれる月額課金機能が備わっており、自分で書いた記事を有料で販売したり、購入することができます。

なお、FC2ブログには月額300円（税込）または年額3,300円の有料版サービス「FC2ブログPro」があり、 アップロードファイル保存容量無制限・独自ドメイン無料などの機能を利用できます。

ただし、注意したいのが、まれにアカウントが突然凍結されることがある点。

複数のユーザーから同様の報告がありますが、アメリカの企業だからか「問い合わせへの回答が微妙」「スルーされた」という声も多いです。

楽天ブログ

画像引用：楽天ブログ – パソコン・モバイルから無料で簡単にブログを楽しもう

「楽天ブログ」は、楽天グループ株式会社が提供する無料ブログ。

楽天の会員であれば開設がとても簡単で、5分もあれば登録が完了します。

楽天アフィリエイトと簡単に連携できるため、楽天市場に紹介したい商品があれば、1クリックで広告をブログ内に挿入できます。

また、アフィリエイトの売上やブログのアクセス数は、レポート機能を使うと一目でチェック可能。

楽天ブログのユーザーには楽天会員が多く、商品購入のハードルが低いので、楽天アフィリエイトで稼ぎたい人におすすめです。

さらに、楽天ブログはデータ容量が大きいのも魅力。

画像データ容量は無制限、記事本文も全角50,000文字まで投稿できるので、料理のレシピやDIYの方法などを写真をふんだんに使って紹介することもできます。

Blogger（ブロガー）

画像引用：Blogger.com – Create a unique and beautiful blog easily.

「Blogger（ブロガー）」は、Googleが運営する無料ブログ。

無料ブログのなかでは、サーバーの性能面・セキュリティ面がとても優秀と評判です。

通常の無料ブログは運営側による広告が表示されることが一般的ですが、Bloggerは自分で何も設定しなくても始めから広告が表示されません。

また、ASPアフィリエイトだけでなくGoogleアドセンスも利用できるなど、無料ブログとしてはマネタイズ向き。

コミュニティ機能がなくデザインテンプレートが少ないデメリットはありますが、余計な機能がなくサーバーが高性能なぶん、表示速度も優れています。

note（ノート）

画像引用：note ――つくる、つながる、とどける。

「note（ノート）」は、note株式会社が運営するメディアプラットフォーム。

厳密には無料ブログとはやや異なりますが、ブログとして活用することでメリットの多いプラットフォームです。

noteでは、他のブログサービスとは異なり、下記のような形式のコンテンツを作成できます。

作成したコンテンツは単体で売ることができるうえ、まとめ売りや定期購読としての販売もできるので、アフィリエイト以外に収益の幅を広げたい人にもおすすめ。

実際にブロガーの中には、ブログ・noteの両方でアカウントを取得し、有料コンテンツを自分のブログ上で宣伝してnoteで販売する人も多くいます。

アフィリエイトはAmazonアソシエイトしかできず、カスタマイズの自由度が低いデメリットはありますが、シンプルなデザインで使いやすいという魅力もあります。

また、noteでは気に入ったコンテンツに対して「スキ」「フォロー」「おすすめ」「コメント」できるほか「noteメンバーシップ」もあるなど、コミュニティ機能も豊富。

このように無料でも機能が充実したサービスですが、記事の予約投稿や月額制での販売などがしたい人には、月額500円の有料プラン「noteプレミアム」もあります。

無料でできるブログの始め方まとめ

本記事では、無料でできるブログの始め方を紹介しました。

いわゆる有料ブログと言われるWordPressは、下記3ステップで完全無料で開設できます。

また、無料ブログのメリット・デメリットは下記のとおり。

僕がおすすめしたい無料ブログは下記の7つです。

ただし、確実に収益化を狙うなら、有料でWordPressを開設するのが一番。

有料といっても、月数百円～1,000円程度のレンタルサーバーを利用するだけで、WordPressの表示速度が上がり安定的に運営できます。

追加料金なしで独自ドメインがもらえることが多く、SSL設定もできることを考えれば、この出費は決して高くはないでしょう。

ぜひ本記事を参考に、ブログを始めてみてくださいね。